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今日のテーマは信仰ではなく文化 ^^
仏像の髪型から大乗仏教の成立ちを考えるという、身の程知らずの企画ですm(_ _)m
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髪型は坊主頭ですが仏像としては少数派!
古代インドでは、お釈迦様以前から出家者は髪を剃る決まりだった様ですが?
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/23/1/23_1_55/_pdf/-char/ja
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仏像の髪型として思い浮かぶのは、パンチパーマみたいな螺髪(らほつ)
螺髪は一つ一つカールしていて、修行完成者「如来」の髪型とされますが、インドの上流階級の髪型が起源という説もあります。
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手前はパキスタンから寄贈された釈迦苦行像。
髪型はウェーブのかかったギリシャ彫刻風 (・_・)
初期仏像にはギリシャ風のガンダーラ仏とインド風のマトゥラー仏があますが、螺髪は3世紀以降マトゥラーで誕生。
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釈迦入滅から500年間、偶像崇拝は禁止でした!
釈迦の遺骨(舎利)を祀るストゥーパ(仏塔、卒塔婆)を造ったり、聖樹や足跡などで存在を暗示的に表現するのみ!
では何故仏像が、しかも在家の髪型で作られる様になったのか?
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この日は富士山が見えるので頑張って登りました!
そして、ここでしか買えない煎餅も購入 (^.^)v
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釈迦の時代の仏教は、出家して修行する事が悟りを開く唯一の道でしたが・・やがて、出家しなくとも、誰もが悟りを開く事が出来ると考える一派が登場!
教団は保守派の上座部と改革派の大衆部に分裂!
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天狗の鼻は何故あんなに長い?
こちらに展示されているペリーの肖像画には、天狗のような顔の絵があります!
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三国志の時代、魏は金印を二国に送っています。
その一派がインド北部まで征服し、樹立したのがクシャーナ朝!
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クシャーナ朝で商人として活躍したのが同じペルシャ系のソグド人。
クシャーナ朝に莫大な富をもたらしました (^.^)v
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改革派仏教徒がゾロアスター教やミトラ教などの影響を受け、大乗仏教が成立。
密教もこうした環境から生まれた?
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中国に定住したソグド人は「胡人」と呼ばれ中国姓を名乗って同化して行きました。
唐を滅亡寸前まで追い込んだ、安禄山もソグド人!
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イラン系商人をサルトと呼んだ (・_・)
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安氏の乱以降、唐はソグド人を粛清 (^^;;
「濃い顔」と言うだけで殺害されて行きました!
故郷ソグディアナにはイスラム教徒が押し寄せ・・・
イスラム教徒と同化、吸収されていった様です・・・
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これは成田空港の南東にある芝山古墳群の不思議な埴輪。
東北大学名誉教授田中英道氏は「ユダヤ人埴輪」と仰っていますが、個人的には「胡人埴輪」と呼んでいます。
彼らは父権的な一神教徒ではなく、今日の日本人同様、様々な宗教儀礼を屈託なく受け入れる、多神教の人々だったのでは?
そう考えています(^_^)